[過去のニュース]《桃姐》ヴェネツィアプレミア大反響でスタンディングオベーション
2011-09-06
《桃姐》が第68回ヴェネツィア映画祭でノミネートされ、アン・ホイ(許鞍華)監督、アンディ、デニー・イップ(葉德嫻)、チン・ハイルー(秦海璐)の一行が映画祭出席のため現地に向かいました。同作はアンディとデニー・イップが20数年ぶりに共演し、主従の情を描いた感動作です。出発前にアンディは「受賞して賞を持ち帰りたいですね!」と語っていました。
昨朝からヴェネツィアは大雨でしたが、アンディ一行がプレミアショーに出席する際には縁起の良い事に晴れ出しました。レッドカーペットに現れたかっこいいスーツ姿のアンディと一行を、両サイドで待ち受けていたファンが熱烈な拍手で迎えました。
記者会見でアンディは、《桃姐》の脚本を受け取ったときは芸術作品だと思ったと告白しました。「脚本を読んだときは、自分が読んだままの映画になると思っていました。映画が完成して初めて芸術は固有の物だとわかりました。すべての出来事を予測することは難しいし、経験が浅い段階では現実と理想の間にへだたりがあります。どちらかというと、僕はシンプルな方が良いと思っています。シンプルであることが何よりも重要です。」
香港のテイストがかなり濃厚に漂っているものの、ユーモアや落ち、感動的なシーンもある同作は海外で大きな共感を呼び、海外のマスコミや映画評論家からも高い評価を得ています。
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李偉升