[過去のニュース]北京の寒さも吹っ飛ぶアンディの熱演とファンの情熱


2011-04-23

アンディ・ラウの中国コンサートツアー(11公演)は北京工人体育館で幕を開けました。北京市民にとって、一大エンターテインメントのこのイベントで、会場付近は入場しようと急いでチケット購入について尋ねる人々や、すれ違う人毎にチケットが余っていないか聞く人々であふれかえっていました。
コンサートのオープニングと共に、会場は観客の熱い熱気で沸きあがり、北京の寒さを吹き飛ばしました。ステージ上に設置された伸縮可動装置で、アンディが様々な方向のファンのそばまで近づける仕組みになっていて、ステージと同サイズの巨大LEDスクリーンが、ステージのパワーを会場中に伝播していました。コンピューターで制作されたアニメの宇宙戦神が往来するサイエンス・フィクションのオープニング映像がLEDに映し出され、会場に熱い大歓声が沸き起こったその瞬間、白のチャイナ服姿のアンディが突然ステージのトップに登場。《孤星淚》を歌唱し、30年の時空を往来するステージが始まりました。
興奮したファンの歓声が響く中、1曲目を歌い終わったアンディは、4万人の観客を前に、「帰ってきました。あれから3年経つのですね。みんな変わりはないよね。僕は歓声が大好きです。僕のコンサートは絶対に他の人のコンサートとは違います。第一に、必ず歓声があります……。」会場に大歓声が沸き起こりました。アンディは続けます。「第二に、必ず拍手があります。」すると、耳をつんざくような拍手が鳴り響きました。ステージのアンディは喜んで嬉しそうに笑い、客席にも歓声や笑い声が広がりました。
次に映画《新少林寺》のテーマ曲《悟》を歌唱時、アンディは同作の白の軍服姿で「黒馬」に騎乗してかっこよく登場。会場に再び歓声が上がりました。《忘情水》や《愛你一萬年》等の代表的な名曲の歌唱タイムには工人体育館の観客4万人が声をそろえて歌い、大合唱となりました。ファンの情熱にふれたアンディは思わず「今日はとても寒い日ですが、今はずいぶんましになりました。皆さんの情熱がパワフルだから。」と言って笑顔で「皆さん、他の人を好きになっても、僕のことを忘れないで。」と続けました。収まる気配のないファンの熱気をまのあたりにして、アンディはこらえきれず涙を浮かべ「この30年間、皆さん本当にありがとうございました。これからの30年間も皆さんに会えますように……。」と思いを伝えました。
中国コンサートツアーの初日の北京公演は、華麗かつビッグなスケールで、サイエンス・フィクションもあり、涙も織りなす中、成功裏に幕を閉じました。


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