[過去のニュース]中国パラリンピック委員会アンディを2012年ロンドンパラリンピック中国体育代表団愛心大使に
4年に1度世界的に注目されるスポーツの盛大な祭典がロンドンで開幕し熱い戦いが始まりましたが、かねてから常にスポーツに情熱を傾け、各競技に釘づけの毎日を送るアンディ・ラウは、8月29日にロンドンでまもなく開幕される第14回夏季パラリンピックのことを常に気にかけています。アンディは障害者やパラリンピック選手たちを応援するため、先日わざわざ北京に出向き、パラリンピックセンターに集まってトレーニング中の選手たちを訪問しました。ロンドン遠征に出発する前に激励するためです。
20年来、常に障害者や障害者オリンピック選手たちのことを最大限気にかけてきたアンディは、毎回パラリンピック開催の度に、開催地がどこかには関わらず、自費で現地に赴き応援してきました。今回アンディは9月初旬にロンドンを訪れパラリンピック競技会を応援します。アンディの探訪日に、中国のパラリンピック委員会より、アンディは「2012年ロンドンパラリンピック中国体育代表団愛心大使」に任命されました。アンディはそれを喜んで受け、「自分は微力ながら、更に多くの人が障害者に関心を持ち、パラリンピックを支持して下さるよう願います。世界中の障害者選手にエールを送ります。」とコメントしました。
パラリンピックセンターへのアンディの突然の来訪に、選手たちは皆とても興奮し、汗びっしょりの選手たちはアンディを取り囲み、皆満足げでした。選手たちの爽やかな笑顔を目にしてアンディはとても嬉しそうで、暑さもふきとんだかのようでした。
アンディが1つめの訪問地である陸上競技場に到着し、「競速車椅子チーム」を訪問した際、選手はちょうどトレーニングに専心しているところでしたが、アンディの到来に気づくとすぐ次々に集まってきました。コーチから「競速車椅子チーム」は2008年の北京パラリンピックで10の金メダルを獲得したと説明があり、アンディは大変驚嘆し、今年も選手たちが努力を重ね、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを願いました。
アンディは次の訪問地「盲人ゲートボール館」の男女チームを訪問しました。アンディは、「4年前に来たとき、この種目を体験したんですが、ある女性隊員の球が僕に当たりました。あれほど痛いとは想像していなかったので、印象深かったです。」と急に思いだして語りました。アンディはこの日、かけると真っ暗になって何も見えなくなる保護眼鏡で再度目隠しをして、選手たちと投球をして交流しました。アンディがボールを打ったとき、力が弱すぎてボールが出した音が小さすぎて、選手たちは聞き分けられなかったため、アンディの玉を受けられず、ボールはゴールしました。アンディは笑いながら「皆さん、わざと僕を勝たしてくれたんでしょう。」と言っていました。
アンディは3つめの訪問地の水泳館に来ました。水泳チームには、アンディがよく知っていて、とても感動した選手がいました。2004年のアテネオリンピックの際、4つの金メダルを獲得した「腕のない蛙王」の何軍權でした。アンディが到着したとき何軍權はちょうど水の中で練習に励んでいるところでした。何軍權が水から上がってくるのを待ち、アンディは「また来たよ。」と声をかけました。この日アンディは何軍權のサポーターとして、手にタオルを持ち何軍權に咬ませて力を出すトレーニングをしました。最後に二人は記念写真を撮り、アンディは何軍權に期待をかけ、今回のロンドンオリンピックでも好成績を残せるよう願いました。
最後にアンディはバスケットボール館と陸上競技館を訪れ、車椅子バスケットボールチームと、陸上競技チームを訪問しました。車椅子バスケットボールチーム館でも、アンディは車椅子に座っての投球を体験しました。陸上競技館では、選手たちはアンディの姿を見つけるやいなや、トレーニングをやめて皆飛んできました。選手たちのとても明るく太陽のような笑顔は肢体障害者ということを忘れさせ、感動を呼び、そして励まされます。
パラリンピック探訪の旅を終えたアンディはこうコメントしました。「毎回彼らに会うたびに、彼らからたくさんのことを学びます。更に多くの人々が障害者に関心を持ち、サポートし、助けになって下さることを願います。」9月の初めにはアンディ自らロンドンを訪れ、パラリンピックを観戦及び応援し、世界中のパラリンピック選手にエールを送ります。